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by rebelkeeper
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1/5 夢の舞台

今、高校サッカー準々決勝、鹿児島実業vs滝川第二(兵庫)の試合を見ていました。

かつて、自分も目指した選手権の大舞台。小学校時代は、川口や楢崎、中学時代は本山や中田浩二、中村俊介らの活躍をみて、このお兄さんたちすごいなぁ…と思っていたものですが、いつの間にか自分がその舞台を目指し、今となっては年下の奴らが活躍しています。不思議なものです。

さて、肝心の試合は、鹿実が1-0で滝二を下し、全国の高校サッカープレーヤーの夢の舞台、国立行きを決めました。なんでも、県大会から通じて、8試合連続無失点だそうです。これは本当にすごいことです。得点することよりも、失点しないことの方が難しいと、僕は考えています。それを8試合続けるというは、一人一人の技術の高さもさることながら、普段から試合を意識した練習をし、強い気持ちで相手に向かう。そして、自分たちがどういうサッカーをするチームなのかということを、全員が理解している。ということなのだと思います。彼らのサッカーは本当に徹底していました。風向きというのもあったのですが、徹底した守備の意識。これがとぎれることはありませんでした。80分間集中を切らすことなく、彼らは滝二の猛攻に耐え、国立の切符を手にしました。

鹿実のサッカーはなんとなく、ぼくら愛好会の強化バージョンみたいだなと思いながらみていました。日本一を獲った04愛好会のサッカーはまさにそんな感じでした。まずは守備から。守備のできないチームは勝てない。これは間違いありません。耐えられることへの苛立ち、攻めているのに決まらないことの焦り。これほどメンタルをすり減らし、体力を奪うことはありません。次第に自分たちのサッカーを見失っていくんです。その意味で、守備は最大の攻撃なのかもしれません。

しかし、滝二もすばらしいサッカーを展開していました。1回戦から見ていましたが、優勝してもおかしくないすばらしいチームでした。守備もしっかりしていて、特にGKはさすがU-17日本代表というGKでした。タイプとしては鹿実と同じかもしれません。

どちらが勝ってもおかしくなかったこの試合。勝敗を分けたのは、立ち上がりの集中力と運だと思いました。そして、チャンスを確実にものにする決定力。この違いでしょう。滝二もバーに二度阻まれるなど、運もすこしありませんでした。

僕は、今日のこの試合が事実上の決勝だと思っていました。それに相応しい、面白い試合を見せてもらえました。普通にいけば、このまま鹿実が優勝するんじゃないかなと思いますが、サッカーはなにがあるかわかりません。高校サッカーなんて尚更です。明後日からの国立決戦が楽しみです。
by rebelkeeper | 2006-01-05 14:17 | 徒然日記